SUUNTOとはフィンランドのメーカーであり、
読み方は、「スント」もしくは「スーント」と読みます。
(※フィンランド語に近い読み方は後者の「スーント」のようですが、記事上では「スント」で統一しています。)
スント社創業は1936年。
スント社は元々、液体封入型コンパスを製造してきた精密機械メーカーでした。
スント社製の軍用コンパスが活躍したのは、第二次世界大戦の勃発から3ヶ月目にあたる1939年11月30日に、ソビエト連邦がフィンランドに侵入した、いわゆる『冬戦争』でした。
フィンランドはこの侵略に対し、多くの犠牲を出しながらも抵抗し、なんとか独立を保つことが出来ました。
ところが、戦争が終わるとともに軍からの受注が劇的に減ったため、海外、他分野に活路を求め始めます。
時代の流れには逆らえません。
ダイビング用コンパス、ダイビングコンピュータなど数々の高性能精密機器を開発、また、有能な企業を買収するなどして、現在では、ダイビングなどのスポーツ用や軍用の計測機器、心拍計などの機能を持つ高機能、多機能型腕時計も開発、生産しています。
現在、スント社は、数多くのスポーツブランドをグループ傘下にもつ、アメアスポーツコーポレーションのグループブランドであり、サロモン、アトミック、ウイルソンなど、傘下には日本でもおなじみのメーカーがいくつかあります。