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機械式時計が到達した1/1,000秒、未知の領域━━タグ・ホイヤー

今年のバーゼル・ワールドでいちばんの話題だったのが、タグ・ホイヤーのコンセプトモデル。何しろ機械式ムーブメントではかつてない1/1,000秒計測を可能にしたクロノグラフなのだから。クロノグラフの歴史を作ってきたタグ・ホイヤーが、時計史にまた新たなページを拓いた。

機械式時計の遥かなる夢とさらなる可能性の実現
野球のバッティングでバットとボールとが触れている時間。オリンピックの100mスプリントで1cmを進む平均時間。カメラのストロボ発光時間。自動車のエンジンプラグが放電する時間……。これらすべてに共通する時間の長さは、およそ1,000分の1秒なのだという。

瞬きする間もない、文字どおりの一瞬。タグ・ホイヤーは、この1,000分の1秒を計測可能な機械式のクロノグラフを創り上げた。先のバーゼル・ワールドで発表された「マイクロタイマー フライング 1000 コンセプトクロノグラフ」である。その名のとおり、製品化前のコンセプトウォッチ。しかしバーゼルの会場で目にしたそれは、実動機であり、1,000分の1秒の計測を体験することができた。