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中国の国民的俳優が開くあらたなる扉

 

タグ・ホイヤーにとって「アンバサダー」は、とても重要な意味をもつ。みずからの製作する時計のイメージを語ることはもちろん、ブランドが掲げる方向性を着実に伝える存在として、タグ・ホイヤーはアンバサダーシステムにかねてから力を注いできた。人物の選出は実に多岐にわたり、2008年度F1世界チャンピオンのルイス・ハミルトンや2009年度F1世界チャンピオンであるジェンソン・バトンなどのレーサーをはじめ、ハリウッドのアクターであるレオナルド・ディカプリオやWTAテニス・チャンピオンのマリア・シャラポワなど、時代を象徴する顔ぶれも最近のアンバサダーとして記憶にあたらしいことだろう。

同社が発表するアンバサダーはつねに“時代を映す鏡”でもある。創業150周年を迎えるこの記念すべき年、あらたに選ばれたのは、中国の国民的俳優である陳 道明(チェン・ダオミン/Chen Daoming)だ。先の10月、タグ・ホイヤーは中国・北京にて開催された記者会見にて、彼をブランドのアンバサダーへ迎え入れることを発表した。

1985年に中国で放映されたTV版「ラストエンペラー(The last emperor)」にて、主要キャストを演じて一躍その名を知られることとなった陳は、「囲城(Fortress Besieged)」(1990年)にて名声を確立。皇帝からマフィアのボス、気の弱いサラリーマンまで、幅広い役柄を演じることで定評がある、国民的俳優である。今回のアンバサダー決定にかんして、 陳 道明はつぎのように語る。

「日々の経験の積み重ねが、男性の財産になるのだと私は思います。演じるキャラクターたちの成功は、私がつぎに演じるキャラクターの基盤ともなります。だからこそ、このようなめまぐるしい業界に身をおいていても、私はリラックスしてそれらを享受し、決してあきらめることなく完璧さと理想を追い求めることができます。たとえ苦境にさらされても、それが男の価値を高めるのだと。自身のキャリアにおいて創造性と情熱を追求し、つねに自分に正直でありたいと思います」